加賀友禅燈ろう流し(2017年)を見に行こう

金沢を代表する伝統工芸品の加賀友禅

 

この加賀友禅を作る過程で行われるのが浅野川の冷たい水で糊を洗い流す友禅流しです。

 

今では川に入って作業をする職人も数が少なくなりましたが昔はあちらこちらで見られた光景です。


加賀友禅は宮崎友禅斎(みやざきゆうぜんさい)がもともとあった加賀染めに京の友禅染を取り入れてできました。加賀五彩を基調に草や花の模様を中心に京の友禅よりも多くの色を使用します。


現在、浅野川友禅流しを行っているのは2店の染色店だけとなってしまい、そのほかの職人は加賀友禅染色団地(せんしょくだんち)の人工の川で洗い流しています。


そして加賀友禅を制作するうえで欠かせない浅野川の清流に感謝し、また加賀友禅に携わってきた故人を供養するのが加賀友禅燈ろう流しです。

 

 

 

 

 

北陸最大のお祭りである金沢百万石まつりの前夜祭

開催日:平成29年6月2日(金)


開催時間:午後7時~9時まで


開催場所:浅野川(天神橋~浅野川大橋)


1200個の燈ろうが夜の浅野川を彩ります。

 

加賀友禅燈ろう流し」も年々観光客が多くなり当日のまだ薄明るい19時ごろには河川敷が人で埋め尽くされます。


北陸新幹線開業の今年は一層の人出が予想されるので十分気を付けてください。

 

 

 

交通事情

金沢駅から歩いても20分~30分ぐらいの距離ですがバスによる移動もあります。


金沢駅から橋場町(はしばちょう)経由の乗り場から乗車して橋場町で降ります。


車で来られる方は午前中から駐車していないと付近の駐車場は満車でとても止められません。


金沢駅周辺の駐車場を利用して徒歩ないしバスを利用することをおすすめします。

 

 

 

加賀友禅燈ろう流しについて

金沢には金沢城を挟んで2つの川が流れています。水量が多く豪快な流れの「犀川」と対照的に友禅流しにも使われるゆったりとした流れの「浅野川」。


犀川を男川と呼ぶのに対して浅野川を女川と呼びます。


燈ろう流しはこのゆったりした女川の流れに乗せて梅ノ橋上流から1200個の灯籠を流すのです。


梅雨入り前のこの時期はまだ水は冷たく水量が減っているので川底の石が見えている個所もあります。


灯籠は友禅職人が和紙に様々な模様や絵を書き思いのこもった言葉をつづります。


19時ごろから鎮魂ための読経と焼香が行われ、毎年市長の燈ろうが流されるところから燈ろう流しがスタートします。


燈ろうの和紙にはロウが塗られているため水や火に対して強いつくりになっているんですね。


観光にこられた方も記念タオルを買われた方の先着100人の方は燈ろう流しを体験できるそうです。

ミス加賀友禅スタッフA@Kagayuzen 5月18日

第41回加賀友禅燈ろう流しにて燈ろうを流しを行いたい方は、本部横のテントにて記念手ぬぐいを1000円でお買い求めください。本年は百貫華峰先生のデザインとなっています。

 

燈ろう流しの鑑賞の注意点

燈ろう流しの区間浅野川に架かる橋は浅野大橋と梅ノ橋ですがとても混雑します。


アナウンスで立ち止まらないようにと注意がありますがやはり足を止めて見入ってしまったり写真を撮ってしまう方が多いですね。


また、河川敷から川の中州に入り綺麗な写真を撮ろうとするカメラマンや引っかかった燈ろうと写真を撮る観光客の方もいます。


当日は雨の場合もありますので十分に安全を確認してください。

 

 

 

金沢の美

燈ろう流しは金沢の美が凝縮されていると言います。


漆黒の川面にゆっくりと流れる無数の灯。この温かい灯に誰もが見入ってしまいます。


故人を思うそれぞれの燈ろうに描かれた言葉や作品。目の前をゆっくり流れる燈ろうのひとつひとつを飽きることなく眺められます。


金沢百万石まつり幕開けとともに金沢に夏をもたらすイベントです。

 

 

燈ろう流しのあとは主計茶屋街を散策

燈ろう流しが終わるとそれぞれの方向に帰り始めますが、観光で訪れている方はすぐそばの主計茶屋街を散策してみると素敵な街並みがたくさん見られますよ。


知識のある方はあらかじめお茶屋さんを予約しておくのもいいかもしれません。