浴衣で華やぐ広島のとうかさん大祭

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今年(2018年)も  6月1日(金)~6月3日(日)に行われます。
12:00~23:00(※最終日のみ22:00まで)

 

 

仕事で知らない地方へ行く場合や、行き先をあまり調べずに観光しに行ったりすると町に着いた途端お祭りムードだったりして、「今日はお祭りがあるんだ!」なんてびっくりすることがありますよね。
広島の町ではとても有名で「住吉神社祭り」「えびす講」と並んで広島の三大祭となっている「とうかさん大祭」もそんな祭りの一つではないでしょうか。
毎年6月第1金曜日から3日間行われて45万人の人出がある大きな祭りですが意外と県外の人は知らないかもしれません。
神輿や有名なイベントがあるわけではなくあまりニュースにもなりにくいという点が全国区の話題になりにくいのかもしれませんね。
ただ、この祭りの見どころは別名「ゆかたの着始め祭り」といわれるほどの浴衣を着た若い男女が集うところです。
広島ではこの「とうかさん大祭」を期に町で浴衣を着る人が増えるそうで、夏の始まりを告げるお祭りといえるでしょう。

 

 

 

とうかさん大祭とは

そもそも「とうかさん」とはなんでしょうね?
この地方では「稲荷大明神」を”いなりだいみょうじん”ではなく”とうかだいみょうじん”と音読みするそうです。
広島市の繁華街にある圓隆寺に祀られている稲荷大明神の御身体のお祭りです。
一年間でこの3日間だけは稲荷大明神の御身体が御開帳され、毎年8万人の人が参拝に訪れます。
とうかさんは戦時下でも行われていたそうで、1945年(昭和20年)にも行われましたが8月6日に原爆が投下されたことで圓隆寺も焼失してしまいました。
しかし圓隆寺は翌年には再興されました。
祭りの間、圓隆寺の境内には500個の提灯が吊るされて幻想的な祭りの雰囲気を演出しています。

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とうかさんへのアクセス

JR広島駅より徒歩20分
JR広島駅より市電にて約10分「八丁堀」で下車、南へ徒歩5分
祭り中は中央通が歩行者天国になり、交通規制も行われるので自家用車でのお越しはお勧めできません。

 

とうかさんの見どころ

「とうかさん」といえば有名なのは中央通に立ち並ぶ1000軒の屋台です。
梅雨のこの時期はあまりお祭りが行われないため、全国の屋台が広島の地に集まるそうです。
昼の12時ごろから屋台もはじまり浴衣姿の女性が多くなってきます。
境内まで続く屋台を楽しみ圓隆寺ではうちわやミニちょうちんなどのお土産を買うのもいいのではないでしょうか。
派手なみこしなどはないですが、新作浴衣のショーや屋台で夏の祭りの雰囲気を十分に味わってください。
今年のとうかさん期間中はマツダスタジアムで広島VS楽天戦もあるので、広島市内はいつも以上の混雑が予想されます。
また、とうかさんに付随して行われる「ゆかたできん祭」も毎年盛り上がっています。
女性は華やかな浴衣で是非お祭りを楽しんでください。