唐津市呼子町の大綱引きを知ってますか?

佐賀県唐津市の呼子といえばイカで有名です。

最近は過疎化も進んでいて高齢化してきている街ですがこの町で最も盛り上がるのが呼子の大綱引きです。

 


街中は綱引きムード一色って感じで大きなのぼりがズラリとはためいています。
町中の人が曲がりくねった路地に出てきて大きな綱をみんなで引きます。
普段は周りの町に出ている親戚もこの時ばかりはと集まってきます。
堅苦しい決まりはありません、観光客だってどんどん綱引きに参加できます。
ルールは浜組と岡組に分かれて綱を引く3本勝負。

 


男たちは朝から酒を飲んでいるので酔っ払いばかり、周りから景気づけの水もまかれたりとやりたいほうだい。
前の方は危険ですよ!毎年乱闘が絶えないので気を付けて下さい。
子供だってキャッキャッと楽しそうに綱を引きます。
この大綱は長さ200メートル、重さ2トンと本当に重いんです。
綱を引くのは総勢700人、見物客は2000人と大がかりな綱引きですね。
浜組が勝った年は大漁、岡組が勝った年は豊作になるんだそうです。

 

呼子の大綱引の始まり

豊臣秀吉による文禄慶長の役の際、全国の大名が名護屋周辺に集結したころ。
加藤清正と福島正則がそれぞれの軍の士気を鼓舞するために軍船のとも綱を使い綱引をしたそうです。
これが現在、呼子で行われる大綱引の始まりと伝わっています。
数年前に国の重要無形民俗文化財に指定され、綱引き会館も建てられたので綱引きで使われる大綱はこちらに保存されます。

 


◆2018年6月2日(土)~3日(日) 
 【1日目】こども綱/13:00~  【2日目】おとな綱/13:00~

 

◆場所:佐賀県唐津市大綱引通りの三神社前

◆アクセス
 唐津線・筑肥線「唐津駅」から
 「波戸岬・呼子方面行」の昭和バス約30分「呼子」