鋳物の町高岡で行われる御印祭とは

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 富山県高岡市金屋町に千本格子の美しい街並みがあるのをご存知ですか?

 

金屋町の起こり

加賀藩の2代藩主前田利長公が高岡城を築城した折に高岡の町に鋳物師を呼び寄せたのが町の始まりでした。


前田利長は鋳物産業を根付かせるために土地を与え税や労役を免除してその普及に努めました。


高岡の町では見事に鋳物産業が発展し現在では全国シェアの90%を占めるほどになっています。


また、鉄器だけではなくアルミも高岡の主要産業となっています。


前田利長が鋳物職人のために与えた町は現在も千本格子造りの街並みとして国の重要伝統的建造物群保存地区にしてされ大切に保存されています。

 

 

御印際とは

御印際は当時の鋳物職人が前田利長公の亡くなった後、その手厚い保護に対して報恩感謝の誠を捧げて親書(金屋町御印)を祀ったのが始まりとされています。


前夜祭には金屋町を民謡の弥栄節(やがえぶし)唄に合わせて踊りながら歩く「弥栄節(やがえふ) 街流し」が行われます。


「弥栄節(やがえふ) 街流し」は幼稚園児や小学生、愛好家など総勢1000人が参加して練り歩きます。

 

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2018年の御印際日程

6月19日(火)~6月20日(水)
「弥栄節(やがえふ) 街流し」は19日の前夜祭 19:30~21:30ごろ

 

アクセス

富山県高岡市金屋町

能越道高岡ICから国道8号経由10分

あいの風とやま鉄道高岡駅
  徒歩なら20分
  加越能バスなら「金屋」下車