新潟能生漁港で紅ズワイガニのサービスがすごい!これぞ押し売り!
冬の日本海といえば脂の乗った新鮮な魚介とカニが美味しいですよね、初冬の海の幸を味わいに行ってきました。
場所は新潟県の糸魚川市にある能生漁港です。新潟の海沿いを走る国道8号線沿いにある道の駅「マリンドリーム能生」が今回の目的地です。
曇り空で風が冷たかったですが能生漁港のカニ屋横丁は活気があって楽しかったですよ。
マリンドリーム能生
能生漁港には道の駅「マリンドリーム能生」があり、紅ズワイガニを中心として海産物を販売しています。
平成27年4月にリニューアルされたカニ屋横丁はカニ漁師の直営店がズラリと並び、店の前を通ると売子のおばちゃん達がグイグイと試食を進めてきます。
店の前にはテーブルとイスが用意されているので買ったカニをすぐに食べることができますし、春に行ったときは風も穏やかな暖かい日だったので、海のすぐ近くまで行って家族で芝生の上に座ってカニを食べるなんてこともできるんです。
カニの他にも鮮魚店の前を通ると近海物のカレイ、メバル、タコ、ブリ、のどぐろ、イカなどなど美味しそうなものがたくさん並んでいます。
店頭では浜焼きの香ばしい匂いに胃袋を刺激されてついつい買ってしまいます。
カニ屋横丁の隣には売店やレストランが入った建物があるので天気の悪い日でも気軽に買い物が楽しめます。
所在地
営業時間
8:00~18:00
カニ屋横丁は1月、2月がカニ漁の禁漁期間のため営業を休んでいます。
アクセス
北陸自動車道能生ICから国道8号を新潟方面へ5分
紅ズワイガニ
マリンドリーム能生のカニ屋横丁で売られているのはすべて紅ズワイガニです。
紅ズワイガニは本ズワイガニ(松葉ガニや越前ガニともいう)とは違う種類で能生周辺漁場では深海1000メートル付近で取れるそうです。
深海1000メートルでは水温があまり変わらないため紅ズワイガニには食べ頃というのが特にないそうです。裏を返せばいつでも美味しいということですかね?
実際こちらのカニ屋横丁は禁漁期間の1月、2月以外はほとんど年中カニが食べられますよ。
紅ズワイガニは甘みがあってみずみずしいのが特徴です。売っているカニは水分が抜けて身がパサパサニならないように甲羅を下にしてあるそうです。
値段も本ズワイガニより安くて1パイ500円~3000円となっています。
カニ屋横丁
カニ屋横丁には9店のカニ屋さんがズラリと並び各店舗ごとに2、3人のおばちゃんがたって威勢のいい声をあげています。
お店の配置は定期的にローテーションされているそうで、カニの味はどこも変わりはありません。
いや、どこで買ってもすごく美味しいです!
カニ屋横丁で一番特筆すべきはおばちゃん達のサービスです。
まず、店の前を通るお客さんにはかならずカニのむき身を差し出して試食させてくれます。
「もう隣の店でもらったから大丈夫です」といっても全然お構いなし、「もっと食べてきな」と無理矢理でもカニの足を握らされます(笑)。こんなうれしい押し売りはここでしか体験できません。
おばちゃんたちのサービスはこれだけではありません、その場で食べる場合でも、お土産に持ち帰る場合でも買った量の倍ぐらいカニをサービスで入れてくれます。
例えば1000円のカニをその場で食べるので家族分の3バイたのむとすると、おまけで500円のカニを3つと足のない胴体部分(カニみそが美味しい)を1つ付けてくれます。
こんなにもらっても食べきれませ~ん♪
話のネタにもなるのでぜひ一度こちらでカニを買ってみてください。
ちなみに持ち帰りで買うと発泡スチロールに氷を入れてくれるので匂いや鮮度も安心です。
カニ屋横町がリニューアルされて寒い冬場でもカニを食べることができるようにとカニかに館なるエリアが設けられました。自由に飲食ができて防寒設備も整っています。
お食事処
カニ屋横丁の隣にはレストランや売店が入った建物があり、お土産を買ったり食事、トイレなどゆっくりくつろげる施設です。
1階にはお寿司も食べられるレストランとご当地アイスが人気の「リーフキッチン」という軽食処の2店があります。
2階にはかなり昔から営業している「番屋」さんという小上りもあって日本海を眺めながら海鮮丼がいただけるお店が人気です。
2階にはもう一つ「凪」というお店が最近できました。こちらは食券を買ってテーブル席で食べるタイプのお店です。
今回はこちらのレストラン「凪」で海鮮丼をいただきました。
私はまかない丼で妻はレディース善をいただきました。
海が近いと鮮度が全然違います、魚介はやっぱり新鮮なものに限ります!
ご当地アイス(コンブアイス)
コンブアイスは、1階の「リーフキッチン」で販売されています。
地元の海洋高校の食品化学科で開発したそうで、ざらっとした舌触りとコンブのぬめりがとっても新鮮なアイスです。
あっさりしたミルクアイスに糸魚川沖で養殖したという越後マコンブを細かく刻んで練りこんであります。ご当地アイス好きなら是非食べておくべき1品です。
シングルコーン 330円、シングルカップ 270円
まとめ
どんなに流通が良くなっても地元で食べることに勝るものはないでしょう。冬の寒さを体感しながら脂ののった海の幸を食べると生きている幸せを感じることができますよ。
さらにたくましい売子のおばちゃんたちに接すると元気をもらえます。
冬の日本海はこれから旬のものがたくさん出てきます、是非家族で出かけてみてください。