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伝統を受け継ぐ男たちの祭り 大曲の綱引きを見に行こう

大曲駅前の花火通り商店街から上栄町までの通りを上丁、下丁に分けて、数百人が綱を引き合う勇壮なまつりです。
この祭りの意味は米の作柄占いとされ、上丁が勝てば「米が高くなり」、下丁が勝てば「豆が高くなる」と伝えられてきています。
しかし、祭りは作柄占いだけでなく代々受け継いでいく大曲の魂を伝える行事とも言えるでしょう。

 

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開催日:2017年2月15日(水)
開催場所:諏訪神社・上大町十字路
     大仙市大曲上大町12-20
18:00~ 綱おろし
21:30~ 綱引き開始

アクセス:JR大曲駅から車で5分
問い合わせ:大仙市役所 商工観光課
      0187-63-1111 (内線250)

 

 

 


祭りで使われる綱は75尋(136m)の一本綱、15日に行われる祭りのために11日から組まれていきます。制作は今年厄年を迎える年代が中心となって綱組保存会の指導のもと行われます。
祭りの中心は今年厄年を迎える男たちですが各年ごとに年代会が組織されて祭りを盛り上げています。来年厄年を迎える年代は今年の年代会のサポートを行い来年の祭りに備えます。

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祭りは綱引きだけではありません、諏訪神社に奉納されている綱を引いて商店街を練り歩く「綱御幸」。100メートルを超える大綱を引いて街中をまわるのでその重たさは尋常ではありません。
大綱の先頭を行く長さ4mほどの杉の丸太は「財振り棒」と呼ばれ、昔は豪商の家の前へ来ると「家の財をもっと街に撒け」という意味でまわされ、その商家では家族や奉公人が財産を守るために棒を回されまいと守ったそうです。

現代では財振り棒を回すとその地区に財が振りまかれると言われ、綱を引き歩いていると棒を回そうとする集団が襲い掛かってきます。襲い掛かる集団は厄年を終えた年代会、棒を回されまいとするのは厄年当年会でその激しさは見るものを驚愕させます。この棒回しをもみ合いと言って綱引きに至るまで数度行われます。

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大綱が上大町交差点へ着くといよいよ綱引きが始まります。市内を上丁・下丁に二分して、数百人がおよそ10分間も綱を引き合うまさしく大綱引き。
勝敗はともかく町中が一丸となって行われる伝統行事は最後に大綱を諏訪神社に「綱納め」して終了します。


この大綱引きの見どころは綱引きよりも「綱御幸」中に行われる「財振り棒」の棒回しにあると思われます。
伝統の祭りは外部の者が見るとなぜこんなことをするのかと奇妙にも映りますが、それぞれの地域で深い意味がありそれを執り行う者たちには熱い思いが込められているのです。
大曲の綱引きをぜひ見に行ってください。