雪の夜空に花火が印象的! 飛騨神岡の初金毘羅宵祭へ行こう。
2月の飛騨地方は雪が舞い、冷たい風が吹き付けるとても寒い時期です。
しかし、神岡の人々は背中を丸めて縮こまってはいませんよ。
昭和30年ごろから始まった神岡初金毘羅宵祭はとにかく寒い冬でも明るく楽しく盛り上げようというお祭りです。
思い思いの気持ちを込めた山車、ご当地名物のおいしい食べ物、お祭りで振舞われる振る舞い酒などなど楽しむ要素はたくさんありますよ。
初金毘羅宵祭
開催日:令和2年2月22日(土)
開催時間:昼の部 11:00~16:00
夜の部 17:30~21:00
開催場所:
神岡町市街地(西里通り・本町通り、本町防災公園)、洞雲寺
住所:
〒506-1161 岐阜県飛騨市神岡町船津地内
アクセス
車:東海北陸自動車道から約1時間
無料駐車場が用意されています。
当日は交通規制が行われます。
電車:JR高山駅から濃飛バス、または飛騨古川駅から濃飛バスまたは飛騨市営バス
JR富山駅から濃飛バス、または猪谷駅から神岡北部市営バス
祭りは昭和29年に商売繁盛、家内安全を祈願し初金毘羅への奉納行列を催行したことから始まったそうです。
現在の祭りでは、地元企業や商店会、同級会、サークル団体などが思い思いの神輿や山車を作って引き回し、木遣隊や手古舞の行列がその先を練り歩くという形になっています。
「初金毘羅宵祭の日は荒れる」といわれる通り祭りの日は気温が下がり雪の降る天候が多いです。
それでも雪の夜空を盛大な花火がいろどり、明るく楽しい祭りは行われます。
昼の部は11:00ごろからダンスやパフォーマンスなどのイベントが行われています。
昼の部では地元ならではのおいしい食べ物がたくさん販売されています。
飛騨のご当地グルメ「とんちゃん」。牛ホルモンと野菜をたっぷり入れて味噌で味付けした飛騨のソールフードです。
その他にも中華そば、フランクフルト、しし鍋、焼き牡蠣などなど体が温まるものばかりです。
寒い夜に向けてとりあえずは腹に蓄えなければいけませんからね。
祭りの本番は夜の部です。神輿や山車も夜の部で行進を行います。
17:00ごろに全社中が集合し、川西ポケットパークより行列は出発します。
出発の合図となるのが冬の花火です、この瞬間は見逃さないでください。
20:30金毘羅堂にすべての神輿が入ると祭りは終了となります。
この祭りは神事ではないので行列や神輿に堅苦しい作法やきまりはありません。
初めて祭りを見る人の中には「何をやっているの?」と驚かれる人もいるようですが、この寒い冬の時期に気持ちだけでも盛り上げていこうという地元民の熱い気持ちは伝わってくる祭りです。
是非一度、飛騨の温泉と共にこの祭りを楽しんでみてください。
それから、風邪をひかないようにしっかり防寒をして出かけてくださいね。