行燈の美しさに心を奪われ喧嘩祭りに心揺さぶられる!となみ夜高まつり(2018)を見に行こう

日が暮れ、あたりが薄暗くなると行燈に灯りが入り。「ヨイヤサー」の掛け声とともに豪華絢爛、鮮やかな夜高行燈(よたかあんどん)が現れます。

 

富山県の砺波地区では田植えが終わる6月に各地で「五穀豊穣」「豊年満作」を祈願して田祭りが行われてきました。

 

夜高行燈(よたかあんどん)と呼ばれる和紙と竹でできた高さ6m、台車の重量を入れると5トンの山車が引き回されます。

 

行燈は町民の手作りで3か月から4か月以上かかって色鮮やかな飾り物が制作されます。

 

f:id:MossanJP:20170531233911j:plain

 

 

 

となみ夜高まつりは砺波地区の夜高祭りのトリとして行われ、夜高行燈の数も大小十数基と最も大きい祭りです。

 

2日間にわたっておこなれる祭りは、1日目に行燈の美しさを競うコンクールが行われ、2日目は「突き合わせ」と呼ばれる行燈の激しいぶつかり合いが行われます。

 

 

となみ夜高祭り

 

開催期間:平成30年6月8日(金)~ 9日(土)

 

開催場所:〒939-1368 富山県砺波市街地(本町交差点付近)

 

問合せ先:0763-33-2109 砺波夜高振興会

 

公式サイト:となみ夜高まつり|一般社団法人 砺波市観光協会

 

アクセス

【電車】JR城端線砺波駅から徒歩1分

 

【車】北陸自動車道 砺波ICから5分
   車両規制あり

 

 

 

祭りの見どころはやはり「行燈の美しさ」と「突き合わせ」です。

 

1日目の夜高行灯コンクールは本町交差点で行われます。

 

夜の街に灯りのついた大きな夜高行灯が並ぶ景色は豪華絢爛、一度は見ておいて損がないですよ。

 

行燈は町民の手作りですが、仏閣をかたどった物に吊り物と呼ばれる装飾を施すなど各町で様々な趣向を凝らしています。

 

そして何よりもその美しさは職人が作ったのではないかと思うほどの出来栄えです。

 

f:id:MossanJP:20170531233953j:plain

 


2日目の突き合わせはあの美しい夜高行灯を勢いよくぶつけ合って壊してしまうという荒々しいものです。

 

突き合わせの始まりは、昔、道ですれ違う行燈どうしがお互いに道を譲らず喧嘩になり、町の意地をとおすためにぶつけ合ったことから始まったそうです。

 

今では北陸銀行と富山第一銀行前の通りで数十メートルも助走をつけて行燈と行燈がぶつかり合うというけんか祭りになっています。

 

突き合わせもこの祭りの人気の一つでこれを見るために遠くから訪れる観光客も少なくありません。

 

ぶつかり合う瞬間は会場が盛り上がり大歓声が上がりますよ。