妙見大祭2019 勇壮な神輿渡御を見に行こう!

千葉神社は、千葉氏(下総国の豪族)の守護神である妙見菩薩を本尊とする寺院「千葉妙見宮」として建立されました。

 

古くは源頼朝から手厚く保護され、徳川家康も関東に入部した際にはこの寺を参拝したという記録もあるほど格式の高い神社なのです。

 

その千葉神社で最も大きなお祭りが夏の例祭「妙見大祭(みょうけんたいさい)」です。

 

このお祭りは大治2年(1127年)に始まって以来約900年一度も途切れることなく続けられている願掛け祭りです。

 

祭り期間中は約20万人が訪れ、千葉県内でも最大級のお祭りです。

 

f:id:MossanJP:20180816014414p:plain

 

 

 

 

 

妙見大祭

 

開催日程

 

開催日:令和元年8月16日(金)~22(木)

 

開催場所:千葉神社とその周辺

 

住所:〒260-0024 千葉県 千葉市 中央区院内

 

問合せ先:043‐224‐2211

 

ホームページ:例祭 妙見大祭 | 神事 | 厄除開運・八方除の妙見様の御本宮 千葉神社

 

 

アクセス

電車

 JR総武線千葉駅から徒歩約10分

 千葉都市モノレール栄町または葭川公園駅より徒歩約5分

 JR千葉駅(京成千葉駅)から徒歩で約10分。


バス

 JR千葉駅から「千葉駅北口」又は、「西千葉駅」行き「院内町」下車すぐ


車 京葉道路穴川ICから約10分
  無料駐車場は用意されません。
  周辺の有料駐車場も早い時間に満車となるため公共交通機関を利用することをお勧めします。

 

 

f:id:MossanJP:20180816014503p:plain

 

妙見大祭とは

妙見大祭は別名「だらだら祭り」とも言われています。そのいわれは神輿の先導を務める大太鼓の打ち方にあります。

 

「二段打ち」という特殊な叩き方で、その音が「だらん、だらん」と聞こえることから「だらだら祭り」と呼ばれるそうです。

 


祭りでは初日の8月16日にお神輿が神社を出て、亥鼻山の麓の御仮屋に一週間逗留します。

 

一週間というのは妙見様のお姿の一つである北斗七星に因んでその七つの星の一つ一つに願いを掛ける願掛けのお祭りだからです。

 

この一週間は「何か一言願をかければ、その願いは必ず達成される」という言い伝えが残っており、別名「一言妙見大祭(ひとことみょうけんたいさい)」とも呼ばれています。

 

歴史があるお祭りだけに呼び名もいろいろありますね。

 

 

 

 

祭りの見どころ

祭りの見どころは何といっても神輿渡御です。

 

初日の8月16日に神輿の宮出しが行われ、亥鼻山の麓の御仮屋に一週間逗留します。

 

そして最終日である8月22日に町内を回って再び神社へと戻ってくる宮入が行われます。

 

祭りが盛り上がるのは初日の16日と最終日の22日で、神輿が市内を巡行するため多くの市民で賑わいます。

 

最終日は各町を回り19時ごろには無数の提灯で照らされた神輿が宮入を行いますが、朱塗りの神輿が日の落ちた境内に浮かび上がる姿は幻想的ですよ。

 


千葉神社の神輿は担ぎ方が独特で境内に入ると神輿を方で担ぐことができません。

 

合図と共に膝下まで神輿を降ろし、地面すれすれで揉みという神輿をゆするような上下運動を行います。

 

数回揉みを行った後に頭の上まで高く差し上げるという荒々しい担ぎ方が特徴です。

 

 

f:id:MossanJP:20180816014533p:plain

 

授与品

千葉神社は北極星と北斗七星を祀り、厄除開運と八方除、方位除にご利益のあるとされプロの占い師、風水師からの信仰も厚いです。

 

祭り期間中は願いをより強めるための特別な授与品を頒布(はんぷ)しています。

 

鳳凰(ほうおう)がくわえた稲穂から奉製(丁寧に作る)した「福徳の稲穂」。

 

願掛け時の縁起物「ねがい鳥・かない鳥」や心願成就の「願掛け絵馬」など担ぎ手たちも首から下げる「豆札」があります。