大晦日の夜に燃え上がる大松明 厳島神社の鎮火祭(ちんかさい)を見に行こう
厳島神社と言えば海に浮かぶ朱色の大鳥居やユネスコ世界遺産にも登録された美しい社殿です。
日本三景にも上げられる荘厳で美しい景色を見ようと世界中から観光客が訪れます。
大晦日の晩はNHKのゆく年くる年で年越しの様子も流れるほど有名な場所です。
そんな厳島神社で大晦日の夕刻から行われる神事が鎮火祭(ちんかさい)。
火難除災を祈願するお祭りで、1000本もの松明に火がつけられ、松明を持った男たちが勇壮に走り回ります。
大小さまざまな松明に火がつけられますが、中でも大松明は男たちが20人から30人かかって持ち上げるほどの大きなものです。
「たいまつ、ヨイヨイ。たいまつ、ヨイヨイ。」の掛け声で三笠浜を何度も練り歩き、干潮時は松明をもって大鳥居のそばまで練り歩くこともあります。
祭りで使われた松明は参加者たちが持ち帰って火難除けの護符とするそうですよ。
昔は、火を点けたまま家に持ち帰り、元旦の煮炊きの火にしていたそうです。
2019年 厳島神社 鎮火祭
開催日時 2019年12月31日(火)
開催時間 18:00~
開催場所 中国 広島県 嚴島神社から御笠浜まで
住所:廿日市市宮島町1-1
アクセス:
宮島口桟橋からフェリーで約10分
宮島桟橋から徒歩約10分
年が明けた元旦も厳島神社では「歳旦祭(さいたんさい)」という神事が行われます。元旦の5時ととても速い時間ですが、1年の始まりですから是非見に行きたいものですよね。
宮島は広島湾に浮かぶ島です。ですから島に渡るにはフェリーに乗る必要があります。
宮島へ渡るフェリーはJR西日本宮島フェリーと宮島松大汽船というフェリー会社が運航しています。
そこで気になるのが大晦日、元旦の運行状況なんですが。。。
なんと1時間に数本という間隔でフェリーが運航されています!
それだけ年越しや初詣を厳島神社で過ごしたいという人が多いということですね。
ちなみに厳島神社の初詣参拝客は毎年10万人を超えるということですから混雑は覚悟していってくださいね。