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秋田の奇祭といわれる「けんか梵天」を知ってますか? 三吉梵天祭を見に行こう

通称「けんか梵天」と呼ばれる秋田の奇祭をご存知ですか?
1月になると秋田では各地で梵天祭が行われていますが太平山三吉神社のけんか梵天は秋田人なら知らない人はいないというほど有名なお祭りです。
力の神を祀っている太平山三吉神社では新年の1月17日に五穀豊穣や家内安全、商い繁盛を祈願して各町内会や会社、団体などが梵天(ぼんてん)を作成して社殿に奉納します。
梵天とは神様の依代とされ、竹カゴに布をはり御幣(ごへい)や稲穂などの装飾を施したものを言います。
新年の寒空の元奉納する側それを見る側みんなが熱くなって行われる祭りです。

 

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太平山三吉神社総本宮

開催日:1/17(日)

開催時間:10:00~12:00 

住所 秋田県秋田市広面字赤沼3-2

電車 : JR秋田駅西口→秋田中央交通
バス : 秋田駅から大学病院線・太平八田線 三吉神社入口下車
車  : 秋田中央ICから約4キロ、県道28号秋田岩見船岡線沿い

駐車場:有

 

 

 

なんでけんか梵天?

太平山三吉神社の御祭神は力の神(勝負の神)ですからただ梵天を奉納したって喜びません。互いに競い合って我先にと社殿に入ることがこの祭りの重要なところです。
社殿の正面入り口では自分の梵天を守りつつ他の梵天が先に行くことを妨害します。このせめぎ合いはただの押し合い程度ではすみません。互いに掴み合いなぐり合ったり時には骨折する人も出るそうです。
日本の神事というのはいろいろ理解しがたいことが多いですよね。神事で喧嘩をしても警察のおとがめはありません。それが神に対する祭りごとなのですから。
さらに、観客もただ見ているだけではないのがこの祭り、梵天についた三角守(霊力が宿る)めがけて観客が手を伸ばしてきます、奉納する側はこの観客たちからも梵天を守らなければなりません。
奉納する側同志、さらにはそれを見ている観客たちとその場にいる全員がこの神事を盛り上げているといっていいでしょう。

見ごろはいつ?

祭りは1月17日だけです。さらに祭りの佳境は激しくもみ合うけんか梵天。
けんか梵天が見れるのは午前11時ごろの村梵天と言われる各町内の梵天が登場するころになります。
喧嘩にはあまり興味がなく商売繁盛を願って梵天を奉納する会社も多いです。
梵天は本来制作側の心がこもった綺麗ないものですからね。

三吉節

梵天は前年に製作されてお神酒を備えて祀られます、1月17日なると町内をぐるりと回り三吉神社へと向かいます。
この道すがら歌われるのが三吉節です。
三吉節とは梵天を奉納する梵天祭で歌われる秋田民謡です。
最近ではその豪快な歌いまわしが見直されて三吉節全国大会も開かれています。

わたしゃ太平(おいだら)三吉のこども 人に押し負け 大きらい
今日はめでたい 三吉のまつり ジョヤサジョヤサの 人の波
そろたそろたよ 若い衆がそろた 稲の出穂より まだそろた
太平山の一の鳥居に かわずが鳴いた 明日の天気は晴れとなる
伊勢へ七度 高野へ八度 出羽に三吉に 月参り

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昔ほどの荒々しさはなくなったとか

けんか梵天とは言いますが、現在ではだいぶおとなしい祭りになってきているようです。参加する側も押し合いへし合いはするものの互いにけがはしたくないのでにこやかに終了するのでしょう。
このご時世ですから毎年のようにけが人を出していると何かと口うるさく言う人も多いです。昔はそれこそ各町内の意地がぶつかり合って歯が飛ばされたり、骨が折れるなんてこともごく当たり前にあったと聞きます。だからこそ奇祭なんです!
私は祭りが盛り上がることには大賛成ですけどね。それがたとえ喧嘩であっても参加したい人たちがやっていることですから。
最近では町内で参加する若者の数が少なくなったそうです。その分、祈願梵天や子供梵天といった形で大学のサークルや会社等の団体が喧嘩目的ではなく参加しているようです。

 

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寒い寒い秋田の冬ですがこんなけんか祭りがあるなんてぜひ見てみたくなりますよね。
秋田の奇祭に是非行って参加してみてください。

 

ホームページ

http://www.miyoshi.or.jp/