尾鷲の奇祭 ヤーヤ祭りの日程(2019年)や見どころ
全国にはいろいろな神事が地元の人々の熱い思いによって今なお引き継がれています。
なかにはその地方の人でないとわからない祀りごとや歴史的な背景を理解していかないとわからない神事も多くあります。
そしてその過激さから奇祭と言われる祭りも多く残っています。
その中でも東紀州の奇祭といわれる尾鷲市の「ヤーヤ祭り」は全裸の男たちが真冬の海に入り「垢離掻き」といわれるみそぎを行い、さらには数日にわたり狭い路地で揉みあいへし合いを行うというなかなか勇壮な奇祭です。
ヤーヤ祭りとは
尾鷲神社の例大祭の通称名である。この呼び名の由来は、武士が合戦時に名乗りをあげる「ヤーヤー我こそは…」からといわれる。これは戦国時代に遡り、当時の庄司・仲氏をはじめとする地侍衆が尾鷲神社の大神等の武運にすがり合戦に大勝利した事を後世まで語り継ごうと、鎌倉時代の頃から執り行われてきた神事(例大祭・大弓の儀など)に期間中を賑わそうと氏子が中心で行う祭事(練り、大名行列、手踊りなど)を取り入れて祭りを行うようになった事に起因している。
ヤーヤ祭り 2019年開催情報
開催期間
2019年2月1日(金)~2019年2月5日(火)
開催場所
尾鷲神社、尾鷲市街地内
住所
〒519-3606 尾鷲市北浦町12-5
公式URL
尾鷲神社 天下の奇祭 ヤーヤ祭り
アクセス
電車 JR紀勢本線線「尾鷲市駅」から徒歩で約15分
車 紀勢自動車道「尾鷲北IC」から車で約5分
ヤーヤ祭りの日程
2月1日 | 午前0:00~ 扉開きの神事(尾鷲神社) 午後7:00~ 在回り |
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2月2日から4日 | 午後7:30~ ヤーヤの練り(各祷務町) ヤーヤの練り終了後 垢離掻き |
2月5日 | 午後0:30~ 例大祭、道中手踊り 午後6:00~ 垢離掻き 午後7:00~ 大弓の奉納 午後8:40~ お獅子の出御 午後8:50~ 祷渡しの儀式 午後10:00 祷送り |
ヤーヤ祭りの見どころ
垢離掻き
各神事・祭事前には海中に飛び込み身体を清める禊祓(垢離掻き)を行います。各祷務町の役人等は毎夜、垢離掻きを執り行い諸事奉仕するのが古くからの習わしとなっています。
男衆が一糸まとわぬまさしく全裸で漁港前の海中へとダイブする姿は奇祭の名にふさわしいでしょう。
垢離掻きは各種メディアでも毎年取り上げられ観客、特に女性客には大人気の行事となています。
ヤーヤの練り
祭りは、旧尾鷲町である20町から毎年3町が祷務町となります。2月2日~4日は残りの17町が手伝い町として3つの祷務町に各々に振り分けられ、各町の若者衆が「チョウサ・チョウサ」のかけ声とともにケンカの様な激しい揉み合いを当座の町に仕掛け練りあいます。
ヤーヤ祭り地図