美しく勇壮な喧嘩祭り! 福野夜高祭へ行こう。 見どころ アクセス方法 駐車場情報など
富山県内の砺波、南砺地方では田植えが終わる時期に五穀豊穣を願う田祭りとして夜行祭りが行われますが、いづれの祭りも富山県南砺市福野地域の福野夜高祭から流れを汲んでいるといわれます。
今回は福野夜高祭についてご紹介します。
福野夜高祭
開催日:2018年5月1日(火)~3日(木)
問合せ先:0763-22-1120 福野中部祭礼連絡協議会
開催場所:福野中心商店街
住所:南砺市福野
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祭りのスケジュール
5月1日 全町夜行行燈練り回し
18時30分~深夜
5月2日 全町夜行行燈練り回し・引き合い
18時30分~深夜
5月3日 四町曳山巡行
早朝より
福野夜行祭りとは
「ヨイヤサー、ヨイヤサー」の掛け声で灯の入った行灯が夜の闇の中を優雅に練り歩く姿はとても美しい。
福野夜高祭りでは大行燈7基、中行燈3基、小行燈13基合わせて23基の行燈が街中を練り歩きます。
木枠に和紙を張った巨大な行燈は夜の闇の中で美しく幻想的に浮かび上がります。
最も大きいく美しい大行燈は高さ約6.36メートルもあり横町・浦町・上町・新町・御蔵町・辰巳町・七津屋の各町が制作します。
福野夜高祭は、2004年に県の無形民俗文化財に指定され、4基の曳山は市の有形民俗文化財に指定されている。
2日目の深夜23時頃から行われる「引き合い」が祭りのメインとなっており、今までの美しい行燈とは打って変わった激しい祭りへと一変します。
「引き合い」は大行燈7基が上りと下りに別れてすれ違い、行燈同士がすれ違う時に町の若い衆が互いの行燈を壊しあうのです。
その激しさは祭りの儀式ではなく、ケンカそのものと言っていいでしょう。その激しさゆえに「喧嘩祭り」とも言われています。
すれ違った後の行燈は片側が全く原型をとどめていない状態です。観客ももちろんその激しさを見にわざわざ遠くからやってくるのです。
祭りの起こり
福野町は慶安5年に大火で町全体をほぼ焼失しました、再建に取り掛かかる際に神明社創建のため伊勢神宮の分霊を迎えることになり使者を送りました。
その使者一行が帰途途中倶利伽羅峠あたりで夜になったことを町民達が知り、行燈を持って使者を出迎えたのが祭りの始まりといわれています。
また、引き合いで互いの行燈を激しく壊しあうのは、神明社の神様は女性で行燈が壊れれば壊れるほど喜ばれるという言い伝えからきているそうです。
祭りの見どころ
この祭りは薄暗くなったころに行燈に灯を入れ、各町が行燈山車を曳いて集まるところから始まります。
ですから昼間の明るい時間はまだ祭りが始まりません。
そしてこのお祭りの最大の見どころは、美しく幻想的な行燈が勇壮で荒々しい喧嘩祭りへと変わる2日目の引き合いです。
時間は23時頃です。厳密に時間で区切るわけではなく各町の行燈がそろい男たちの興奮が最高潮に達したころ始められるのです。
アクセス
【車】
東海北陸自動車道 富山県南砺市柴田屋地内 スマートインターチェンジより5分
ETCを搭載した車両(車長12m以下)のみ
北陸自動車道 砺波I.Cより約10分
東海北陸自動車道 福光ICより約10分
【電車】 JR城端線福野駅徒歩3分
駐車場情報
無料駐車場が300台用意されています。
行燈順路図の赤く塗りつぶした箇所と赤く囲った箇所になります。